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研究開発者のブログ

最近、うちの会社辞める人が多いんだけど大丈夫なのか???

三菱自動車が生き残る方法ーアップルが買収?ー

Uターン転職

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三菱自動車がたいへんな事になっていますね。

もともと2000年、2004年にリコール隠しが発覚して、結果として車が売れず、債務超過になりました。

債務超過になると普通は不渡りが出て会社運営が出来ず倒産なのですが、

当時それを救ったのが、三菱東京UFJ銀行三菱重工三菱商事でした。

この三社は三菱自動車優先株5400億円を引き受けて資金援助しました。

(シャープ買収額の約1.4倍弱ですね)

三菱財閥のグループ企業でなんとか三菱自動車を存続させた形です。

下図を見ると、三菱自動車は2013年3月期のBPSがマイナスだったのが、2014年3月期でプラスに転じていますので、債務超過状態を脱したことが分かります。債務超過を脱したのは、最近の事だったんですね。。。

2004年のリコール隠し事件から9年かかっての正常化です。

『決算報告が正しければ』という前提が付きますが、、、

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今回の不正の影響度は?

今回は、相川社長が軽自動車を生産している水島製作所の停止期間が2~3ヶ月に及ぶことを覚悟していると語っている。

そうなれば、それだけでも、1年の1/6~1/4が生産できないので、三菱自動車の直近の営業利益率が6%程度であることから、営業利益がマイナスになることは間違いない。

エコカー減税の減税額が変わった場合は、三菱自動車が差額を負担することになりそうだ。

すると購入者が車に乗っている間はずっと三菱自動車が税負担することになるので、車のだいたいの寿命である10年位は負の遺産を抱えることになる。

現在販売している車は販売中止、エコカー認定を受けるための再検査にも時間がかかるため、正常化するのに1年位はかかるのでは?と思われる。

資金繰りを見てみると、下図のように三菱自動車は2015年12月の時点で、

3848億円の手元資金があります。

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三菱自動車の税負担は100億円を超える程度の見込みなので、

これだけの手元資金があれば、なんとか債務超過にならずに済むかもしれませんが、

いずれにしても綱渡り的な経営が続きそうですね。

 

どうやったら三菱自動車は再生させられるか?

ではどうしたら、三菱自動車を再生させられるのでしょうか?

まず短期的な資金繰りで苦労する可能性があります。

そのため、リコール隠しの時と同じように、優先株の引受をお願いしたいのですが、今三菱グループは窮地に立たされています。

三菱商事は資源価格の下落で4000億円の減損、三菱重工はいままで実績、ノウハウの無い大型客船の造船に取り組んで1300億円の特別損失を計上したばかりです。

それではとても三菱グループで支援するのは難しいですね。

さらに、過去、三菱自動車を支援したことで、三菱商事から社長を招聘したり、現社長の相川哲郎さんはプリンスと呼ばれ、お父様は三菱重工業で社長、会長を歴任した実力者。そのようなスタッフで、今回の状況を招いていることを考えても、三菱自動車を再生させるには、他からの血を入れたほうが良いでしょうね。

三菱自動車の売り上げを見てみると、下図になります。

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このグラフから分かることは3つです。

  1. 日本では台数が出ているが利益になっていない。
  2. 欧州は台数がもっとも多く出て、利益にもなっている。
  3. アジアが一番の利益。
  4. 北米は全く利益になっていない。

この結果から考えると、まず北米、日本からは利益が出ていないので、撤退するくらいの方がよいですね。

アジア、欧州にリソースを集中させるのが良いと思います。

また、もし万が一、三菱自動車が買収されることになった場合、どこに買収される可能性があるかですが、日本市場を狙う自動車メーカー。たとえばヒュンダイ自動車グループ。

欧州で苦戦している自動車メーカー。たとえば、ホンダ。

そんな所でしょうか???

そして、一番面白いパターンとしては、アップルが買収するというシナリオです。

よくよく調べてみるとあながち否定出来ない選択肢です。

買収しないまでも資本提携などです。

理由は、アップルはアップルカーを作って自動車業界に進出を狙っています。

正確には、自動運転の分野かもしれません。今のところ詳しいことは分かっていませんが、アップルが電気自動車の技術者を高給で採用していることは一般に知られています。

そして、もしアップルが電気自動車を市販した場合に一番欲しい物は、製造ラインなのです。

自動車の工場は非常にお金がかかり、10~20年をかけて償却していく設備です。

だからこそ、電機メーカーのように新規参入が出来難い産業なのです。

そして、三菱自動車は、日産自動車電気自動車リーフと同様。iMievという電気自動車を作っています。もう既に量産している技術を持っている三菱自動車はアップルにとって、一番美味しい買収相手でしょう。

中国にも電気自動車を作っている会社はありますが、儲かっているので会社を売ってくれないでしょうし、技術も無いのです。

ただ労働賃金が安いので、車が安く作れます。

電気自動車の市場は主に北米と欧州になると思われるので、その点、生産拠点が日本になってしまうというデメリットが三菱自動車買収にはあります。。。