テスラのモデル3を予約したのはどんな人達なのか?
テスラのモデル3がすごい勢いで予約されています。
実際のところ、下図のように全世界で39万2千台が予約されているそうです。
すごいですね。
予約するには1000ドル(11万円強)を前もって支払う必要がありますから、
予約だけで1000ドル✗39万2千円=約438億円がテスラの銀行口座に振り込まれたことになります。
テスラは、このお金をフルに活用してモデル3の生産ラインを構築することが出来ますね。
足りなければ、『予約同意書による事業計画』を担保に銀行などからお金を借りることも出来るかもしれません。
では、モデル3を買っている人達はどんな人なのでしょうか?
モデル3を予約している人達
以前、記事にも書いたのですが、テスラの自動車を購入している人達は、電気自動車だから購入した!という人はほとんどいません。最先端の技術が詰まったクルマだから、買いたいと思って買った。という人がほとんどです。
(このことは、テスラジャパンの社長が講演会で話していました)
きっと、電気自動車だから買ったというような人は、エンジン車が電気自動車より高い世の中だとして、『エンジン車より安いから買った』という人と同じレベルにいる人達だと思います。(『客層が違いますね』と言いたいだけです)
(注意:電気自動車は今現在エンジン車より高いです)
そして、どの地域の人達がモデル3の予約をしたのかが分かるグラフがあります。
↑モデル3予約者↑
図中、世界地図の青丸が購入者の住んでいる地域です。
この図を見ると、日本でも予約している人がいます。かなり少ないです。
そして、以外にも中国、オーストラリア、アフリカ、南米でも予約されている方がいますが、非常に少ないです。
この図を見ると、一見!アメリカより欧州の方が売れているように思われるかもしれませんが、数えてみると北米(アメリカ)の方が予約者が若干多いです。
これは、北米は広い地域で売れているが、欧州では、狭い範囲に集中しているので、見た目で多いように見えるだけです。
さらに、電気自動車のエネルギー供給は電気ですので、テスラのスーパーチャージャーのある場所を調べてみました。
テスラは必ず、お客さんのいる場所から優先的にスーパーチャージャーを設置していくはずです。
↑スーパーチャージャーの設置場所↑
この図を見るとスーパーチャージャーが多い地域は、北米と欧州、中国です。
日本は少ないですね。
実際、スーパーチャージャーの数を数えてみました。
北米には84箇所、欧州79箇所、中国90箇所でした。ちなみに日本は9箇所です。
中国が一番多いというのは驚きですね。
中国人は人口が多いので、富裕層も多く、そういった人達がステータスのために買っているのでしょうね。
さて、スーパーチャージャーの数から判断すると、北米、欧州では、期待以上に予約が入っているけれども、中国では、期待はずれという感じでしょうか?
まとめとしては、モデル3は中国では予約が少なく、北米、欧州で予想以上に予約が入っている。