自転車の電動化って、技術者にとって面白いと思うのです!
最近若者はクルマに興味が無いと言われている。
まあクルマは無くてもスマホがあればデート出来るわけだから、高いお金を出してクルマを購入するより、月数万かけてでもスマホは必需品である。
バイクも多少流行っているように見えるが、買っているのは中高年ばかり。。。
そんな中、人気があるのが自転車ですね。
昔のママチャリは1万円以下で買えたが、今は10万円する電動自転車や軽量でスピードの出せるロードバイクが大人気である。
電動自転車は、小さな子どもを2人乗せられるモデルも有り、そんな電動自転車で、クルマのワキをすり抜けて行く姿を見る度に、電動自転車があれば、クルマは必要な時だけレンタルすれば良いかな・・・という気になる。
では、よりスマートな自転車ってどんな形なんだろうと考えると、
自転車は技術者として魅力ある市場だな。と思わざるを得ない。
- より航続距離が長いアシスト自転車
- より低価格なアシスト自転車
- より速い巡航速度が出せるロードバイク
僕のロードバイクの巡航速度は速くても30km/h以下。。。
速い人は40km/h以上で巡航する人もいる。
そういう人も見ると気持ちいいんだろうな~~~と思うから、
僕にとって巡航速度40km/hの世界は夢の中の夢。
そんな願いを叶えてくれるのであれば、ちょっとくらいお金を出しても良いと思うことがある。
たしかに、YAMAHA製のロードバイクは、電動アシストしてくれる自転車だけれど、日本の道交法の関係で、24km/h以上になるとアシストが無くなるように出来ている。
ちなみに、フレームはGIANT製です。
完全に自走してくれる自転車は、中国とかアメリカでは法律的に許されています。
YAMAHAの電動アシスト自転車は日本の道交法に適用するために、ペダルのトルクセンサーとか、車輪速センサーとか必要になって複雑なシステムですね。
そのために値段が高くなっているようにも感じる。
駆動(アシスト)するモーターをハブに組み込めば、駆動と車輪速検知の両方できる。
そう考えると、もっと面白いシステムを考えることが出来るかもしれませんね。
アメリカのベンチャー企業では、新しいカタチの電動自転車を提案しています。
これは、技術的に面白いです。
普通の自転車がフロントホイールをこれに交換するだけで電動自転車になります。
ハブがなく、とってもシンプルにホイールをモーターで回しているだけです。
なので、車輪速センサーが要りません。モーターで回転数が分かります。
モーターがホイールを回しているので、下りの坂道などでは、駆動力とは逆に電気を発電して、充電することも出来そうです。
バッテリーがモーターの近くにあるから配線がほぼ無くて済みます。
バッテリーも着脱式で簡単に交換が可能。
このホイールに交換するだけで、車速はペダル無しに30km/h以上が可能。
航続距離は80km/h走行出来るそうです。十分な距離ですね。
重量増は2~5kgですから、許容範囲内です。
このバッテリーを使って、スマホを充電することも出来ます。
こういった新しい技術は、この技術によって、コストダウンが見込めると一気に普及する事があります。
このホイールはまだ研究開発段階ですが、すでに普及しそうな予感がします。
ただ弱点があるとすれば、先程述べた道交法による規制と、モーターとホイールの間が摩擦で動いているので、効率が悪いと思われる点ですが、たぶん気にするほどではないのでしょうね。。。