入社後のスタートダッシュで、ライバルに差をつける方法(技術者用)
理系大学を卒業または、理系大学院を卒院して、もの作りだったり、IT系だったとしても技術者として生きるのであれば知っておいた方が良いだろうなと思うことはたくさんあります。
仕事を大雑把にあえて以下の3つの職種に分類してみます。
- 人とのコミュニケーションを武器に営業する!
- 自分の専門技術を武器に技術を売り物にする!
- 決められた誰でも出来る仕事をきっちりとこなしていく仕事!
この中で、人とのコミュニケーションが好きなのであれば営業が向いているかもしれません。そもそも理系大学を卒業されているのであれば、やっぱり研究開発をやって、自分が作った!という達成感を体験できたら、それは仕事だけじゃなく人生の中でも一番嬉しかった事になりそうですよね。
私も世界一の商品を作ったことがあります。(その話は後日。。。)
この記事の対象読者は、研究開発の技術者向けに書いています。
僕は今まで大きく分けて4つのプロジェクトをしました。
自分が中心人物となって活躍できたプロジェクトもありますが、自分としては非常に頑張ったのに全く活躍できなかったプロジェクトもあります。
では、その違いって何?と今考えてみると、
いろいろな要素がありました。人間関係だったり、自分の能力や得手不得手だったり、でも昔よりは今の方が長年、研究開発で経験を積んできた分、違う分野の仕事をすることになっても、普通の人以上に出来るようになりました。
そこで、ちょっとしたサラリーマン研究開発者としての仕事術を語ってみたいと思います。
本当の意味で仕事に慣れるには3年かかる
会社活動の中で、たとえば製造部門であったとして、利益を出すためには、繰り返しの作業をいかに効率よくするのかにかかっています。
研究開発でも同じです。たいていは初めての仕事は時間がかかるものです。
でも、ずっと初めての仕事ばかりではなく、多少の違いがあれど、ほぼリピートの仕事は必ずあるはずです。
そのようなリピートの仕事の際に、短時間で終わらせるよう、自分のためのツールを作っておきましょう。
たとえば、
- エクセルマクロ作成で、簡単にデータ加工
- グラフ表示の専用ツールを導入する
- 準備時間を短縮するため、必要な道具は整理しておく
こんなところでしょうか?
リピートの仕事は1ヶ月に一度あれば、すぐ覚えると思いますが、なかには1年に一回しかない仕事もあると思います。すると最初はなんとかこなし、2回目は思い出すのが精一杯で、3回めでようやくツールが出来る感じじゃないかと思います。すると、仕事に慣れるには3年くらいかかると思うのです。
最初の3年間をどう過ごすかでその後の人生が変わってしまう
だから、最初の3年間 は非常に大切です。何回か経験して分かったのは、最初の3年間と言っていますが、もしかしたら会社や部署によっては半年から1年くらいの間かもしれません。上司からこいつは使えると思われれば、成果の出やすい面白い仕事を与えてもらえますが、ダメだと思われれば、人がやりたがらない仕事を押し付けられて、あとは野放し状態。。。僕はどっちも経験しました。
野放し状態になるとその後が辛いです。
仕事はキツイのは同じなのに、評価してもらえず。。。
あるプロジェクトでは、とりあえず3年とちょっと頑張りましたが、その時点で自分自身、そのプロジェクトの仕事をこなせている感じは無かったです。
その時には、劣等感も持ったし、もうちょっとやれば僕でも出来るかもと思ったのですが、一度ダメ社員というレッテルを貼られてしまうと、それを覆すのは難しいと思いました。
さすがにずっとこのプロジェクトにいても自分自身のためにならないと思ったので、別のプロジェクトに移る決断をしました。
さらに時が進んで、次のプロジェクトでは、最初の3年間を上手く仕事することが出来て、ある程度の評価をして貰えるようになりました。
今考えると、評価されなかったプロジェクトで別のプロジェクトに移る決断は正しかったように思います。
より良く効果的に3年間を過ごすためには
ダメだった頃の自分と、評価されるようになった自分の違いを考えてみると、大きくは3つの違いがあるように思います。
上司から、こいつは使えると思われるために実践していることの3つです。
- 自分自身で仕事項目、スケジュールの管理を行う
- 分からない事は徹底的に上司に聞く
- 無理してでも仕事を速く片付ける
能力の部分もありますけど、それよりも日々時間を大切にして仕事を進めていくことの方が大事です。『いつやるか?今でしょ!』みたいな感じはあります。
スケジュール管理や分からない事を上司に聞いたりすることで、仕事を加速度的に速く片付けることが出来るようになったりします。
それぞれに関しての詳細は、別記事で書いていこうと思います。