会社を辞めた後、前の会社の人脈は役に立つのか?
転職して成功する人と失敗する人がいますが、そのどちらも同じような会社の辞め方をしたにも関わらず、運とかでなく成功する人と失敗する人がいます。
良く会社を辞める際は、、、
- 仕事の引き継ぎや退職手続きがいい加減だと信頼が失われる
- 強く引き止められて、気持ちが揺らいではいけない
- 今の会社の人脈を引き継げるかどうかは辞め方にかかっている
- 上司と相談のうえ退職日を決める
- 次の会社の入社日を伸ばすと転職先での評価が下がる
上記のような事を心がけましょう!!
などという記事を見かけたり、周りからお話を聞くことがあるかもしれません。
でも、、、上記を実践したから、ベストな会社の辞め方が出来たかと言えば、必ずしもベストではないと言いたいのです。
というのは、辞めた後も、前の会社と取引がある場合もあるでしょうし、研究者であれば、転職しても同じテーマを続ける人が多いので、前の会社でお世話になった方とのやり取りがあるのかもしれません。
そういった方には当てはまりませんが、一般的に転職をすると、ほとんどの人が前の会社との関わりは全くなくなります。
特に転職する人には何とか人脈を活かしたい人もいると思いますが、実際はどうなのか?
私の経験を語ってみたいと思います。
会社を辞めた後、前の会社での人脈は全く役に立たず
私の友達でこんな人がいました。その人は、会社で研究した分野で独立して自分の会社を作りました。
会社を辞める前には、念入りに準備をして、関係する業者や会社外で得た仲間の人達にも、独立したらぜひ、コンサルティングをさせてください。とお願いしていました。
その人は、確かな技術を持っており信頼されている人だったので、関係する業者や会社外の仲間も、『困ったらおいで』とか、『独立したら連絡ください。ぜひコンサルして欲しいです』などと複数から言われていたので、それだけでも年収700万円くらいにはなりそうだから、独立しても大丈夫だろうと思っていたそうです。
しかし、独立してから現実を知ることになりました。
会社を辞める前に当てにしていた人脈は全く用をなさず。。。だったのです。
その後は営業活動に力を入れた事もあって、独立後に出会った方達から契約を獲得したそうです。
おそらく、会社を辞める前は、『お取引先だから』とか、勤めている会社のネームバリューから話を合わせてくれていたり、お付き合いしてくれていただけで、勤めている会社の冠が無くなれば、『全く相手にされない』ということは大いにありえます。
この方の場合は、会社を辞めて独立したのですが、転職した場合でも、仲の良かった人には友達として遊んだり飲みに行ったりはあると思いますが、仕事としての人脈が引き継げるかと言えば、私は非常に懐疑的に思います。
そもそも人からの評価や信頼に関しては、辞める時だけの行動が大きく左右するのではなく、日頃の仕事への取り組みを周りは見ていないようでちゃんと見ているのだと思います。その時に必要なものは、『責任感』だと思います。
自分のやったことに責任を持つことでもあります。
そもそも、転職しても、独立したとしても自分が変わらなければ何も周りは変わりません。
自分の仕事や、やったことに対して責任を持つこと!
それが信頼してもらう一番の方法なのだと思う。
まずは、そこから始めることが自分の生活を豊かにすることなのだと思います。